首都圏新築戸建て、成約価格はやや上昇
不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社ネットワークにおける2019年9月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。
新築戸建ての平均成約価格は3,586万円(前月比0.3%上昇)。地域別では、東京23区4,905万円(同4.5%下落)、東京都下3,574万円(同2.1%下落)、神奈川県3,624万円(同0.9%上昇)、埼玉県3,251万円(同2.2%上昇)、千葉県3,002万円(同5.1%上昇)となった。前月より5%超上昇した千葉県では低価格帯の物件の割合が低下。埼玉県では平均敷地面積が拡大したことで価格が上昇した。
09年1月を100として算出した成約価格指数は、101.3ポイント(同0.3ポイント上昇)となり、5ヵ月連続で100を上回った。また、千葉県は109.4(同5.2ポイント上昇)となり、09年1月の調査開始以来の最高値となった。
既存マンションの成約価格は、首都圏平均で1戸当たり2,697万円(同2.4%下落)。地域別では、東京23区が3,820万円(同3.2%上昇)、東京都下2,481万円(同17.5%下落)、神奈川県2,232万円(同8.2%下落)、埼玉県2,173万円(同24.4%上昇)、千葉県1,586万円(同6.6%上昇)。前年同月と比べると、首都圏平均は5ヵ月連続上昇だったものの、東京都下と神奈川県で大幅下落となったために前月比では下落となった。東京23区は築年数の若返り等に伴って上昇している。
1戸当たりの成約平均価格指数は135.4(同3.4ポイント低下)、1平方メートル当たりの成約価格指数は143.3(同7.2ポイント低下)だった。